ペット化されて久しい生き物の野生での姿を人間は意外と知らない。
人間に改造し尽くされて還る野生をとうにうしなった一部の家畜・愛玩動物を除き、ヒトに飼育されている種の大半は遠いどこかの自然の中で今も生きている
ヒトが飼える、飼ってもいい野生生物は"エキゾチックアニマル"と呼ばれ、ペットとして流通し、モノ好きな人間に囲われる
モノ好きよる飼養管理と累代が安定して品種改良の段階にくると、綺麗な色の個体とか少し変わったカタチの個体とかヴァリアントバージョンが次々に現れる
自然が生み出した造形に人為の魔法をかけられた生命の美しさはえげつなく、狂おしく
ヒトはそれを所有したくなる。蒐集したくなる。
その魅力が世に知れて市場が拡充し、長期飼育の方法や備品、医療なんかも洗練されて向上していく
より美しい個体をより良い環境で、より楽しく幸せに飼うために必要な情報を追いかけることに
ヒトは忙しくなる
そして彼らに野生の姿があったことを忘れてしまう
鳥もげっ歯も両爬も魚もムシも、人間に玩弄されたり品評されるためにその形質・性質に生まれついたわけじゃない
彼らの姿は野生を生きる為にたどり着いた、命そのもののカタチ。加工の素体として存在しているわけじゃない
そのきもちを思い留めておくため、ペットとして飼育されている種の野生での生態写真や映像をしばしば眺め、これらは自然から拝借している生命なのだと実感する。
手に入れたなどと奢ってしまう憐れな人間を憂いてこの手中に留まってくれる寛容な生命。生物多様性の恵みであり凝縮された極小サイズの奇跡。こんなにもすてきなものを借し与えてくれる自然への敬意と感謝を何らかの形で還元したい、めちゃめちゃ大切にしたい、この種を生み出し分け与えてくれた地球を。
ありがとう奇跡の惑星地球
涙がとまりません。。。
キショい涙で大地をひとしきり濡らしたら (イキ)モノ好きな先人達、専門家、研究者、モノに関わる各位すべてに感謝するフェーズに突入し最終的にモノ好きな自分自身に着地。
これが人類がたしなむ趣味嗜好の中でもっとも悪趣味なもののひとつである、生き物オタクという業を背負いし者の哀れで醜い姿…
救えるか?私を
ともに生きれますか?私と。
閉じる
自己開示の一環としてこういう怪文書を時々書きたい #生キ物語リ
人間に改造し尽くされて還る野生をとうにうしなった一部の家畜・愛玩動物を除き、ヒトに飼育されている種の大半は遠いどこかの自然の中で今も生きている
ヒトが飼える、飼ってもいい野生生物は"エキゾチックアニマル"と呼ばれ、ペットとして流通し、モノ好きな人間に囲われる
モノ好きよる飼養管理と累代が安定して品種改良の段階にくると、綺麗な色の個体とか少し変わったカタチの個体とかヴァリアントバージョンが次々に現れる
自然が生み出した造形に人為の魔法をかけられた生命の美しさはえげつなく、狂おしく
ヒトはそれを所有したくなる。蒐集したくなる。
その魅力が世に知れて市場が拡充し、長期飼育の方法や備品、医療なんかも洗練されて向上していく
より美しい個体をより良い環境で、より楽しく幸せに飼うために必要な情報を追いかけることに
ヒトは忙しくなる
そして彼らに野生の姿があったことを忘れてしまう
鳥もげっ歯も両爬も魚もムシも、人間に玩弄されたり品評されるためにその形質・性質に生まれついたわけじゃない
彼らの姿は野生を生きる為にたどり着いた、命そのもののカタチ。加工の素体として存在しているわけじゃない
そのきもちを思い留めておくため、ペットとして飼育されている種の野生での生態写真や映像をしばしば眺め、これらは自然から拝借している生命なのだと実感する。
手に入れたなどと奢ってしまう憐れな人間を憂いてこの手中に留まってくれる寛容な生命。生物多様性の恵みであり凝縮された極小サイズの奇跡。こんなにもすてきなものを借し与えてくれる自然への敬意と感謝を何らかの形で還元したい、めちゃめちゃ大切にしたい、この種を生み出し分け与えてくれた地球を。
ありがとう奇跡の惑星地球
涙がとまりません。。。
キショい涙で大地をひとしきり濡らしたら (イキ)モノ好きな先人達、専門家、研究者、モノに関わる各位すべてに感謝するフェーズに突入し最終的にモノ好きな自分自身に着地。
これが人類がたしなむ趣味嗜好の中でもっとも悪趣味なもののひとつである、生き物オタクという業を背負いし者の哀れで醜い姿…
救えるか?私を
ともに生きれますか?私と。
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自己開示の一環としてこういう怪文書を時々書きたい #生キ物語リ
#日記 ヤムマユ(蛹)のモデルにもさせてもらっている、エビガラスズメが実家で発生しているようで
このいもむしは何だ、昨日まで葉っぱにいたのに今日地面に移動してるのはどういうことなんだ?
等々の質問が寄せられるこの頃ですが
私が言いたいのは
エビガラスズメという蛾は
幼虫のころはアサガオの葉を食み
成虫になるとヨルガオの蜜を吸う
そういうポエジーなところがよいと思う。
絵になる。好きだ・・・
あと成虫のストローが長いところとお腹がえっちなところも当然好き。カトカラもそうだけど艶を隠している鱗翅、好。
いいなーエビガラスズメ
いいなあ〜〜〜
と、やみくもに連呼することで、無垢な我が親類は「(よくわからないけどいい虫なのか…)」と惑わされ、駆除するのが忍びなくなり、なんとなく見守る方向で落ちついてしまう
※イキモノ好き異常中年女性はどのような虫にも「いいなー」と言う。虫は全部"いい"からだ。ていうかイキモノは全部"いい"
そんないつものやりくちでエビガラスズメを推しはしたけど実際問題、スズメガ幼虫の食欲はすさまじいので家の朝顔は全滅する可能性がある。
大切に育てている花かもしれない
花より虫を優先する道理はないので、殺しかたも伝えたらふつうに引かれた
なんてこと言うんだ!殺すなんて!って。
蛾になって飛んでいってほしいんだって。
よかったね。閉じる
エビガラスズメの幼虫はサツマイモも食草で、これらイモ類の葉を喰う一部のスズメガの仲間が『いもむし』の由来になったというトリビアも
あるそうです。
このいもむしは何だ、昨日まで葉っぱにいたのに今日地面に移動してるのはどういうことなんだ?
等々の質問が寄せられるこの頃ですが
私が言いたいのは
エビガラスズメという蛾は
幼虫のころはアサガオの葉を食み
成虫になるとヨルガオの蜜を吸う
そういうポエジーなところがよいと思う。
絵になる。好きだ・・・
あと成虫のストローが長いところとお腹がえっちなところも当然好き。カトカラもそうだけど艶を隠している鱗翅、好。
いいなーエビガラスズメ
いいなあ〜〜〜
と、やみくもに連呼することで、無垢な我が親類は「(よくわからないけどいい虫なのか…)」と惑わされ、駆除するのが忍びなくなり、なんとなく見守る方向で落ちついてしまう
※イキモノ好き異常中年女性はどのような虫にも「いいなー」と言う。虫は全部"いい"からだ。ていうかイキモノは全部"いい"
そんないつものやりくちでエビガラスズメを推しはしたけど実際問題、スズメガ幼虫の食欲はすさまじいので家の朝顔は全滅する可能性がある。
大切に育てている花かもしれない
花より虫を優先する道理はないので、殺しかたも伝えたらふつうに引かれた
なんてこと言うんだ!殺すなんて!って。
蛾になって飛んでいってほしいんだって。
よかったね。閉じる
エビガラスズメの幼虫はサツマイモも食草で、これらイモ類の葉を喰う一部のスズメガの仲間が『いもむし』の由来になったというトリビアも
あるそうです。
#映画 #感想文
Smile (2022)
感想 : 🏥
ホラー作品だと思ってたがメンタルヘルス映画だった。
メンタルにやみを抱えし者たちが、妙なものを見てしまったり、王大人の幻術みてーな不可解現象を体験したり、動物に危害を加えたり、リスパダールを処方してもらえなかったり、理解のない彼クンから元彼に鞍替えしたり、グロ画像を拡散したり、クリニックに不法侵入したり逃走したり自殺したり他殺したりetc...
その界隈の民であればこれくらいのドタバタはまあ日常なのでさして怖くはないかもしれない。
ともかく、諸々の怪現象の正体は精神的なアレではなくれっきとしたオバケ… 呪い?的なやつなのだけど、その花形たるオバケが見た目も能力もふつうで行動にもバックボーンがなく(まだ描かれていないだけだろうけど。) 話の展開も王道すぎて完全に読めてしまい、いまいちパッとしなかった。
しかし、ホラー×毒親、メンヘルというテーマはひとつのジャンルだね。
また機能不全家庭育ちで翳ってるやつか〜と思いながら観た。
定番ではあれど昨今は描写がより具体的になってきているように思い、そういうのってエンタメにすること自体あまりよくはないというか、センシティブなモチーフゆえ作中でどう扱うのかがある意味一番おそろしかったりする。
やるからにはどんなオチをつけるのか。
本作には毒母とオバケで戦って対消滅する展開を期待したがそういうことはなかった
観終えて、白痴の自分にはよくわからない点もあったので考察サイトをちょこっと拝読した
どうやらこのオバケ(通称Smile)は"トラウマ"を介して人間に取り憑き、そのトラウマにつけこんでタゲを自殺に追い込む害悪クソ怪異であり、精神科医兼毒親サバイバーである主人公は自身のトラウマに打ち勝とうと頑張ってもがいたけどムリでした、自殺しました
という、まあまあイヤな話だった
そりゃ怪異にタゲられる人間に老若男女関係あるべきではないが、霊障なんて起きるまでもなくちょっと人生に躓いたらそのまま堕ちて432しそうな脆い人間が主人公に据え置かれて、当然どうにもならず死ぬってのは
ただの現実やんけ・・・面白いのかそれは?
ちなみにオバケの見た目は、インターネットで見たことあるびっくり画像のモンタージュ的な感じ。
いまのところ怪異的魅力が薄いので、このオバケがどういうプロフィールなのかによって作品の味わい深さが変わってきそう。
まだよくわからない。
という感想でした。(終)閉じる
Smile (2022)
感想 : 🏥
ホラー作品だと思ってたがメンタルヘルス映画だった。
メンタルにやみを抱えし者たちが、妙なものを見てしまったり、王大人の幻術みてーな不可解現象を体験したり、動物に危害を加えたり、リスパダールを処方してもらえなかったり、理解のない彼クンから元彼に鞍替えしたり、グロ画像を拡散したり、クリニックに不法侵入したり逃走したり自殺したり他殺したりetc...
その界隈の民であればこれくらいのドタバタはまあ日常なのでさして怖くはないかもしれない。
ともかく、諸々の怪現象の正体は精神的なアレではなくれっきとしたオバケ… 呪い?的なやつなのだけど、その花形たるオバケが見た目も能力もふつうで行動にもバックボーンがなく(まだ描かれていないだけだろうけど。) 話の展開も王道すぎて完全に読めてしまい、いまいちパッとしなかった。
しかし、ホラー×毒親、メンヘルというテーマはひとつのジャンルだね。
また機能不全家庭育ちで翳ってるやつか〜と思いながら観た。
定番ではあれど昨今は描写がより具体的になってきているように思い、そういうのってエンタメにすること自体あまりよくはないというか、センシティブなモチーフゆえ作中でどう扱うのかがある意味一番おそろしかったりする。
やるからにはどんなオチをつけるのか。
本作には毒母とオバケで戦って対消滅する展開を期待したがそういうことはなかった
観終えて、白痴の自分にはよくわからない点もあったので考察サイトをちょこっと拝読した
どうやらこのオバケ(通称Smile)は"トラウマ"を介して人間に取り憑き、そのトラウマにつけこんでタゲを自殺に追い込む害悪クソ怪異であり、精神科医兼毒親サバイバーである主人公は自身のトラウマに打ち勝とうと頑張ってもがいたけどムリでした、自殺しました
という、まあまあイヤな話だった
そりゃ怪異にタゲられる人間に老若男女関係あるべきではないが、霊障なんて起きるまでもなくちょっと人生に躓いたらそのまま堕ちて432しそうな脆い人間が主人公に据え置かれて、当然どうにもならず死ぬってのは
ただの現実やんけ・・・面白いのかそれは?
ちなみにオバケの見た目は、インターネットで見たことあるびっくり画像のモンタージュ的な感じ。
いまのところ怪異的魅力が薄いので、このオバケがどういうプロフィールなのかによって作品の味わい深さが変わってきそう。
まだよくわからない。
という感想でした。(終)閉じる